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help RSS ビスフォスフォネートの気になる副作用

<<   作成日時 : 2007/10/05 19:10   >>

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当診療所でも、ビスフォスフォネートを骨折予防として開始する機会が増えてきた。
また、同剤の継続処方を出すことは更に多くなっている。
近くの老人施設(介護ホームやグループホーム)では、すべてに近い多くの入居者にビスフォス剤が処方されていて驚いている。

しかし、最近ビスフォス剤の思わぬ作用である顎骨壊死を知って、MRに資料を依頼した。
資料を頼んだ万有のフ「ォサマック」では、日本で4例の報告があるとのことであった。


10編以上の論文を受けとったが、私に取って役立ちそうなのは下記。


Bisphosphonate-Associated Osteonecrosis of the Jaw: Report of a Task Force
of the American Society for Bone and Mineral Research
http://www.jbmronline.org/doi/full/10.1359/jbmr.0707onj?prevSearch=allfield%3A%28Bisphosphonate%29

ONJ(osteonecrosis of the Jaw)の発生リスクは10万人に1人程度、しかしこれより更に多い可能性がある。

【骨粗鬆症またはpaget病】
どのビスフォス剤でもおこっている。
2/3がmandibullaにおこり、残りがMaxilla、両方におこるものもある。
痛みが通常の症状。
Biopsyでは骨の壊死。
ビスフォス剤の投与期間は最低2年。

【Malignancy】
Malignant bone diseaseのある患者におこりやすい。
合衆国では普通注射でビスフォス剤が投与される。
治療はdebridementや外科処置を要することもあり、OBJが発生すれば、薬剤中止するだけでは経過を改善しないようである。
MalignancyでのONJ発生は1-10%らしい。
12ケ月では1%以下、4年では11%、しかしZoldronic acidでは少し頻度が多い

【他のリスク】
静脈内ビスフォスファネート
癌および抗ガン剤治療
抜歯、口腔内外科処置、義歯接合不良、口腔内の傷
ビスフォスファネートの治療期間
グルココルチコイド
致死疾患(例えばMalignancy)
アルコール、タバコの濫用
もともと歯や歯周疾患がある

他の画像診断や患者へのインフォーメイションの項はここではパスする。


もう一つ、重篤な心房細動発生のリスクが明らかになった。
http://www.fda.gov/cder/drug/early_comm/bisphosphonates.htm

これも今後の動向をみておく必要がある。

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